先日、福井市内の寺院墓地にて、宝篋印塔の移設を行いました。
一番大きいお墓は、高さ4mを超える、巨大な宝篋印塔です。
ちなみに笏谷石製で、江戸時代初期にたてられたお墓と言われています。
今はもう採れませんが、笏谷石でこれだけの大きさが取れる部分をお墓に使用しているので、
相当な権力があったと思われます。
カニクレーンを使用し建てています。
非常に貴重なお墓ですので、欠かさないよう、慎重かつ丁寧にあつかいながら、
ひとつひとつ部材を組み立てて建てていきます。
笏谷石のお墓の場合は、御影石と違い、四つ組で舞台を構成するなど、
お墓を構成する部品点数が多いので、右左前後、間違えないように
マーキングされた情報に基づいて復旧していきます。
すべてのお墓が無事、移設されました。
5基が、正面に向いて並ぶと壮大な感じがしますね。
これから、まわりの石工事も随時行っていきます。