先日、福井の代表的歌人である、橘曙覧の墓石を修復致しました。
5/18(日)には子孫会による法要も執り行われ、全国から子孫ら30人が参加されました。



昨年末から修復の計画があり、今年の春に着工し、無事に完成の式典を迎えました。
この廟所には、橘曙覧の他、曙覧の長男、曙覧の次男、曙覧の三男のお墓があり、
子孫の方がそれぞれのルーツであるお墓のそばで談笑をされ、記念撮影をしてました。
橘曙覧は「清貧の歌人」と呼ばれていますが、その姿勢を表すような、
竿石と土台だけのシンプルなお墓の構造で、花立や線香立てのようなものはありません。
そのシンプルなつくりが、お墓のある大安禅寺の自然あふれた環境ととても良くマッチしており、
木漏れ日のなかにある、13基の墓石がとても美しく感じました。
この度は、ご依頼いただき、誠にありがとうございました。
