大本山永平寺様にて松平廟につながる階段の修繕工事を行いました。
弊社は大本山永平寺御用達に指定されておりますので、御本山での仕事はとてもモチベーションがあがります。
今回は、巨大な杉の根によって、階段がずれたのを補修する工事ですが、巨大杉の根は傷めないでほしいとのことで、石の方を杉の根に合わせて加工する修繕方法をとりました。
※作業前の写真です。巨大杉の根によって、上の方の段石、袖石ともに大きくずれてしまっています。大自然の力は偉大ですね。
※作業前です。段石の下まで根が入り込んでいます。なかなかの状態です・・・
最初に、すでにずれている袖石と段石部分を外して、根っこの位置にあわせ、石を加工します。
※袖石を外した状態です。
すでに根が絡まってしまった部分については、その部分で石を切り離し、段石を伏せ直しました。
※石側をはつり機等で、根の形状に合わせて加工しています。
※下から撮った風景です。人間を入れると杉の巨大さがわかります。
やってみないとわからない部分が多かったのですが、無事にきれいに収まりました。
将来を見越して石側を余裕をもって削ってあるので、当面は大丈夫でしょう。