1月に発生した能登半島地震により、福井県内でも多数被害が見られました。
被害にあわれた方には、深く、お見舞い申し上げます。
福井県内では石川県ほどではないですが、主に灯篭などに被害が生じております。
弊社で対応しました復旧工事について、まとめましたので、ご参考になれば幸いです。
■灯篭復旧工事(個人宅)


地震で竿石から竿石から倒れていたのですが、今後を考え、竿石の高さを半分にカットし、復旧しました。
■神前灯篭復旧工事(神社)


神前灯篭の片方が倒れたのですが、復旧。その際、ギボシの先端が欠けていたのを、ハギレ補修(新しい部品を接合)して直しています。
■灯篭復旧工事(個人宅)


住宅の中でしたので、細い道でも入るカニクレーンにて復旧。五重塔は残っている部品を利用し、四重塔として再生しました
■石垣復旧工事(個人宅)


実際には石垣に影響はなかったのですが、今後も考え、石垣の段数を減らしたいとのことで、小判と1段を撤去し、笠石を戻して、高さを低くしました。
■鳥居復旧工事




今回の地震で倒れることはなかったのですが、着工前は鳥居が3度ほど前に傾いていました。
そこで、一度すべて解体、基礎打ち直し、してすべて復旧しました。
灯篭に関しては半数は建て直しましたが、半数は処分もしました。
また、単純に立て直すだけではなく、将来地震が起こったとしても、被害が少なくなるように工夫もしております。
ご参考になれば幸いです。