大本山永平寺 手水舎

大本山永平寺 手水舎

先月末に大本山永平寺様にて手水舎の石工事を製作・施工させて頂きました。

新型コロナウィルスが流行して以来、手洗いがかかせられなくなりましたが、今回、そういった時勢を踏まえ、本山受付前に八角形の手水舎が施工されました。

八角形にあわせ、八つの手洗い場それぞれに、龍の口がついています。デザインが素晴らしいです。
弊社工場にて組立検品の様子です。 眠り目地 で石の流れ模様を合わせています。
シンプルながらも力強い、禅「ZEN」の雰囲気を感じさせる石を提案させて頂きました。

そして、9月1日に落慶法要も執り行われ、弊社も式典に参加させて頂きました。

落慶法要前の様子。落慶に合わせ老師様による読経も執り行われました。

そして大変ありがたいことに、ご本山様から感謝状も頂きました。

そして、手水舎の前の看板にはこのように書いてあります。

自ら浄めようと願うために手を洗うとあります。手洗いもマスクもこの時代における仏行であると。なるほど、素晴らしい教えです。

およそ800年近い歴史をもつ大本山永平寺様ですが、こういった新型コロナが流行した時勢を、道元禅師様の教えもって柔軟に、そして迅速に対応していく姿勢にとても感銘しました。

この度は誠にありがとうございました。

※9月4日福井新聞にも掲載されていました。